| ルーマニア便り |
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10月28日にはルシュノフでフォークロアショウがあり、会場のルシュノフ城はたくさんの人でにぎわっていました。最近のルシュノフ市は、ジャンプやバイアスロンの競技施設改修や大会開催などスポーツ振興だけでなく、ルシュノフ城の改修やその他観光イベントの開催にも力を入れている様子で、このフォークロアショウも今回が初めての開催ということでした。
内容はトランシルバニア地方の伝統的なダンスや歌、あるいは少し現代風にアレンジしたようなものなどで、てっきり地元の愛好家が出るのかと思っていたらそうではなく、有名なグループや歌手が来ていました。フォークロアの宝庫として知られるルーマニアですが、地域ごとに少しずつデザインが異なる民族衣装は非常に興味深く、この日はついついたくさん写真を撮ってしまいました(後で見ると何となく同じようなのが多くて・・・)。
しかし私がカメラを持っているのを見ると、周りの子供も大人も、知っている人も全然知らない人も、「撮ってくれ!撮ってくれ!」としつこくせがむのでかないませんでした。こちらの人々にとっても写真1枚の値段はそれほど高くはないのですが、24枚とか36枚となると結構バカにならないですし、そもそもカメラやフィルムが他のものに比べてかなり高いので(日本と同じか高いぐらい!)、特にルシュノフのような少し田舎の人たちは写真を撮る機会があまりないようです。
1枚や2枚なら撮ってあげても良いのですが、誰かを撮ると近所の人々みんなが自分も撮れと言ってくるため、なかなかそういう訳にもいきません(枚数を想像するだけでゾッとします)。たいがい「お金払うから」とも言ってくるのですが、やっぱりあまりアテにはならず、後で欲しくもない写真が何枚も手元に残ってしまうこともあるので、残念ながら近所では写真を撮らないようにしていました。ルシュノフには色々絵になりそうな景色もあるし、写真を撮ってみたいと思わせる人もたくさんいるのですが・・・。
あるいは以前ブカレストから他の協力隊員が遊びに来た時に、近所の子供達と一緒に何枚か写真を撮っていったのですが、それからというもの道で私を見かけるたびに「ブカレストには行った?写真はいつもらえるの?」と、写真が手に入るまでの半年ぐらい毎日みんなそればっかり。おいおい、昨日も一昨日も君らとはルシュノフで会ってるやろ(笑)。ルーマニア人ってこんなに粘り強かったかな?と、別の一面を発見した気分でした。
すっかり話がそれてしまいましたが、フォークロアショウは見ごたえがありました(夕方からは日がかげって寒かったので、実は途中で帰ってしまいましたが)。出演者も意外に豪華な顔ぶれで、来年以降も続いていけば、もしかしたら将来は観光客を呼べるようになるかもしれません。
ルシュノフ、結構良いところなんですよ、本当に。でも、私の知人はルーマニア人も日本人もみんなこう言うんです、「この前ブラン城に行く途中にルシュノフの横を通ったよ。」「それやったらついでにルシュノフにも寄って行けよ!」と思わず突っ込みたくなります。
でも極端に観光地化が進んでしまうのも心配です。なんでもせっかく中世そのままの規模で要塞都市が残っているシギショアラに、"ドラキュラ・パーク"とかいうテーマパーク(というかただの遊園地?)ができるのだそうです。ニュースで見た限りでは、せっかくの落ち着いた雰囲気を台無しにしてしまいそうで、非常に残念な気がしました。
去年の夏にはなかったルシュノフ城の売店で、最近城壁マーク入りの灰皿や財布が売られているのを見た時のガッカリした気分を思い出します。資本主義の発展は均質化を伴うしかないのでしょうか。"フォークロアの宝庫・ルーマニア"も、何年か後にはすっかりその姿を変えてしまうのかもしれません。
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【01/10/23】 今を逃すともう登る機会はないと思い、先日一泊二日でブチェジ山に登って来ました。最大の目的は、晴れればドナウ川流域まで見えるというオム峰(Vf.Omu 2505m)からの眺望でしたが、あいにくオム峰周辺だけがすっぽり雲の中に隠れていたために、その望みは果たせませんでした。もう一泊して天候の回復を待ってみようかとも思いましたが、クラブからの呼出の電話でやむを得ず下山。2回目の挑戦でしたが今回も天候に恵まれませんでした。
ところで手元の『地球の歩き方』には、ロープウェイ山頂駅(Cota2000)からオム峰(オウム峰ではありません!)まで徒歩2時間30分となっていますが、これは結構速いペースだと思います(手ぶらで小走り?に近いかも)。防寒具や行動食程度の軽装備でも、普通に歩くと3時間から4時間ぐらいかかるのではないかと思います。ルーマニアのガイドブックでは、4時間15分から5時間15分となっています。また現在ロープウェイ中間駅(Cota1400)から上は運休していますので、登ってみようという方はご注意を。山小屋は何軒かあって、割ときれいで安い(200〜500円弱)ので、高地に馴化するという意味でも一泊してゆっくり回る方が良いかもしれません。
帰国が迫り、そろそろ荷物の発送を始めています。元々ルーマニアの郵便事情は今一つ信頼できない上に、最近はテロの影響で国際郵便が遅れがちらしいので、本当に日本に届くのかが心配です。後任のジャンプコーチの要請については国際協力事業団のホームページ上で確認できますので、もし興味のある方がいらっしゃいましたらご覧下さい。 |
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【01/10/15】 長らくご無沙汰しております。その間に季節はすっかり変わってしまい、毎日少しずつ肌寒くなってきました。 夏が終わり、先日山の放牧地から牛たちを下ろすことになったのですが、あいにくホームステイ先家族が秋の収穫のためにバカウという町に行っていたため、私が牛を引き取りに行くことになり、ついに牛飼いデビュー?を果たしました(棒切れ持って1kmほど牛3頭を追いかけて歩いただけですが・・・)。
さて、この夏はどこか旅行に行きたいと思っていたのですが、結局休みそびれてどこにも行くことができませんでした。 |
夏休みが終わって、10月中は毎週末サマージャンプの国内大会が開催されています。現在国内には私の住むルシュノフと、少し離れたサチェレという町の2ヶ所にサマージャンプ台があるのですが、移動の足が同僚コーチの自家用車(5人乗り)しかないため、サチェレには選手6人(合計7人?もちろん“法規上”定員オーバーです)前後までしか連れて行くことができず、私はたいがいルシュノフに残っています。試合前の練習にも、ガソリン代がないため頻繁にはサチェレに行くことができず、慣れないうちの選手たちは毎試合苦戦しているようです。
逆に14日にルシュノフでおこなわれた“クパ・ルシュノフ”では地の利を発揮し、4クラス中優勝2名、2位2名をルシュノフの選手が占めました(サチェレから来た選手は勝手が違うのか転倒が多かったです)。ジュニオリ・マーリという1番年齢が上のクラスで、この夏代表に入れなかったうちの選手が、代表チームの選手を飛距離で押さえて優勝したのが、特に嬉しかったです。この秋ルシュノフではこの1試合しかおこなわれません。何とかサチェレの台の特徴をつかんで、最終戦28日のルーマニア選手権でも表彰台に上がってもらいたいです。
任期終了・帰国まで残すところあと約2ヶ月弱となりました。帰国便の予約も完了しましたが、年内には日本に戻っているんだと思うと、楽しみというよりも日本の変化に適応できるのか不安な気がします。また、このところアメリカとタリバンの戦争がニュースにならない日はありませんが、帰国に影響が出ないか少し心配です。日本の状況はどうでしょうか。私が住んでいるのは田舎のため、周囲の人たちは怖いニュースだとは思いつつも遠い国の話という認識で、最近は少し関心が薄れてきたように思います。中には地理的にアフガニスタンは日本のすぐ近くだと思っているような人もいます。
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【01/07/29】 6月は中旬以降しばらくはげしい土砂降りの雨が降り続き、あまり練習らしい練習ができないまま過ぎてしまいました。ひどい時には増水のためジャンプ台の一部が上流からの土砂に埋まったりもしましたが、幸い大した被害はありませんでした。 今週はドイツ、ポーランドでの合宿を直前に控えたジュニア代表チームが練習に来たため、うちのチームでも久しぶりにサマージャンプをしました。来週末ごろからは少し陸トレ合宿を組んだ後、予算がつけばさらに何人か次のポーランド合宿に参加することができるかもしれません(今回の代表にはうちからも1名参加しています)。
さて、結局クラブの海合宿は6月末から8月まで4グループに分けておこなわれることになりましたが、ジャンプから6人の選手が参加することになった7月9日から18日までのグループに私も参加してきました。行き先は黒海沿岸のコンスタンツアでした。総勢22名で、引率がレスリングの若手コーチと私の2人だけだったため予想以上に大変でしたが、なんとか大きな事故もなく無事にルシュノフに戻ることができました(飲酒、喫煙、夜更かし、etc.で何度かゲンコツをくらわせはしましたが・・・)。 |
ところで、ルーマニアでは男性の髪型は短髪が多いのですが、選手たちもたいてい丸刈りにちょっと前髪がついた程度にしています(日本の野球部などのようにそう決まっているわけではないです)。でも、毎晩ディスコなどに出かける前は坊主頭のくせに櫛にべったり整髪料を塗りつけて、みんな一生懸命に固めていました。はっきり言って固めるほどの髪の毛もないので、見ていていつも可笑しかったです。他にも制汗クリームやらコロンやらをたくさん使っておめかしをしていましたが、服装は変な迷彩服もどきや(練習用とは別の)ジャージの子もいて、これもまた可笑しかったです。ピアスやネックレスなどは、つける子はいつもつけているのですが、練習には穴のあいた靴や服で来ることも多いので、そんな彼らでも出かけるときにはそれなりに気を使っているんだなあと改めて感心しました(センスが良いとは思えませんでしたが・・・)。
そう言えばいつものび放題の私の髪の毛ですが(ルシュノフに来たばかりの頃は、よく女性と間違われました)、最近もまた4ヶ月近くほったらかしです。うっとうしいのでそろそろ短く刈り込みたいのですが、ルシュノフの散髪屋はあまり衛生的ではなく、道具もぼろくてしかも下手なので、何となく不安になりいつも行きそびれてしまいます。残念ながら散髪の爽快さはどうあがいても日本にはかないません。
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【01/06/11】 ご無沙汰しております。ルシュノフではここ1週間ほどは雨も降らず晴天続きで、すっかり夏のような暑さです。つい最近までは朝晩の冷え込みにふとんから出るのが辛かったのが信じられないぐらいです。 さて、ルシュノフのジャンプ台の改修作業は、町からの資金援助が得られたこともあり、予想していたよりしっかりとしたものになりました。アプローチにはセラミックではなくガラス(中に金属の補強が入った学校でよく見かける凹凸模様のタイプ)が敷かれていますが、選手たちによると滑り具合は良いようです。6月2日には無事サマージャンプ大会も開かれ、地元のCSSルシュノフ勢が活躍してくれました。現在は今月末ごろに予定されている代表チーム選考に向けて、ジャンプ練習などをしています。 ルーマニアでは今週で学校が終わり、9月まで夏休みになります。クラブの会議でも海合宿の話題が出るようになりました。今年は6月末と8月中旬の2グループに分けておこなうようですが、昨シーズン大会がなかったため成績のつかなかったジャンプからは、もしかするとほとんど選手を連れて行ってもらえないのではと心配しています。 |