『第2回スキー競技会』
昨年初めて行った競技会を今年は大々的に圓山の今の練習場一帯を会場として行った。
平地競争として師範学校の東側より圓山に向って1km半を柳澤氏11分のレコードで疾走し、デスタンスレースとして山から谷への難コース2kmをローランド氏24分10秒2のレコードを以て此の種目出場者15名の学生を唖然たらしめた。其の他滑降競争、リレー、それから障碍物競走なる名のもとにスロープの中腹にストックなしでスタートし、滑降数間にして2m程の溝をジャンプし、暫くの後ストックを取り、数m上り平地滑走を行い、ゴールに入ると云うコンビネーションに相当するが如き競技も行われた。
<班報第1号(昭和16年)より抜粋>